低温障害は、気温が低すぎて野菜が枯れる状態です。
耐寒性がない野菜が被害を受けます。
上写真は、低温(霜)で新芽が枯れたジャガイモです。
気温が0℃近くになると、新芽がやられます。
ジャガイモは3月に植え付けをするので、低温の被害を受けやすいです。
3月はもちろん4月になっても低温になるときがあります。
地表近くは、特に気温が低くなります。
天気予報の最低気温より、地表近くの気温は低くなります。
野菜の芽が枯れるといっても、原因には次のようなものがあります。
(1)虫の被害
(2)病気
(3)生理障害(低温障害など)
見極め方としては、虫や病気の場合には徐々に広がっていくことが多いです。
低温障害の場合には、全ての株が一斉に被害を受けることが多いです。
対処方法も、原因によって異なります。
虫や病気の被害は、農薬を撒くなり、被害株を撤去するなりしないと被害が進んでいきます。
低温障害の場合には、被害を受けた後はもう対処できません。被害を受けないように前もって対処します。
また、被害が深刻なものではなければ、野菜の成長とともに復活します。
ジャガイモも深刻なダメージでなければ、放っておけばその後成長します。
低温障害から復活したジャガイモです。枯れた新芽とは別の新芽が成長しています。
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