野菜の育て方・栽培方法

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ミディトマト(中玉トマト)の育て方 (ナス科)

中間地・温暖地の露地栽培適期表(品種による違いあり。参考程度としてください。)
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●播種、▲定植、■収穫
3月~5月が種まき時期です。
発芽適温24~30℃ 生育適温20~25℃ 好適土壌pH6.0~6.5
  • 温度が低いと種が発芽しません。気温が低いとき(3月)は温床が必要です。
  • 株間50cm。
  • 余計な脇芽は除去します。主枝1本仕立てが一般的です。
  • 大きくなってくると支柱が必要になります。
  • 強い日光が必要です。
一般的には、第一花房が開花するぐらいに定植します。
中玉トマトは雌雄同花で風媒花です。風や虫などで花が揺らされて受粉します。
露地栽培では人工受粉の必要はありませんが、ハウス栽培ではトマトトーンを使うと確実に受粉出来ます。
仕立て方は大玉トマトと同じで、一般的には1本仕立てです。2本以上の仕立ても可能です。
何本で仕立てても不要な脇芽は取り除きます。
大玉トマトに比べて、病虫害を受けにくく、果実がつきやすいです。
また、大玉トマトより甘味がつきやすいです。
第一果を収穫する頃には、株の高さは人の背丈ぐらいになっています。
製枝をきちんとやらないと藪(やぶ)のようになります。
ミディトマト(中玉トマト)の病気・害虫・生理障害
アザミウマの被害を受けた果実です。水ぶくれのように白くなっています。
水ぶくれの中心に針で刺したような痕があります。
サビダニの被害を受けた株です(上写真)。茎側の葉から黄色く枯れていきます。
茎は徐々に褐色になってきます。株の中段付近の茎から発生します。放っておくと株全体が枯れます。
無農薬ハウス栽培で発生しやすいです。雨風にさらされる屋外では、まず発生しません。
農薬を使うと簡単に防除できますが、農薬を使わないと被害拡大を防ぐのは難しいです。
尻腐れ・芯腐れ
生理障害
カルシウム不足によって発生。実の尻の部分が黒く腐ります。場合によっては、実の中に黒い壊死部分が出来ます(芯腐れ)。
アザミウマ
害虫
果実に水脹れのようなものが出来ます。
コナジラミ
害虫
ウイルス病を媒介します。
サビダニ
害虫
無農薬ハウス栽培で発生しやすい。茎や葉を枯らしていきます。
タバコガ幼虫
害虫
果実を食い荒らします。
ヨトウガ幼虫
害虫
葉や果実を食い荒らします。タバコガ幼虫と違って大量発生するのでやっかいです。成虫が卵塊(数十個以上の卵)を産み付けます。
疫病
糸状菌(カビ)
露地栽培で発生しやすい。土壌中の糸状菌が原因で、雨が降ったときの土の跳ね返りで発症します。葉や茎を腐らせます。根元付近の茎をやられると株全体が駄目になります。
葉カビ病
糸状菌(カビ)
湿気が多いと発生しやすい。葉を枯らします。
灰色カビ病
糸状菌(カビ)
湿気が多いと発生しやすい。果実のヘタの部分にカビが発生します。
黄化葉巻病
ウイルス
コナジラミによって媒介されます。新葉が萎縮します。発生したら治療薬はないので、他の株に広がらないように株全体を処分します。
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