野菜の育て方・栽培方法

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ジャガイモの育て方 (ナス科)

中間地・温暖地の露地栽培適期表(品種による違いあり。参考程度としてください。)
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▲植付け、■収穫
温暖地では、春作と秋作が一般的です。
発芽適温 生育適温10~23℃ 好適土壌pH5.0~6.5
  • 株間30cm。
種芋です。小さい場合は、切らずに植えつけます。
大きい種芋は、2分割や4分割に包丁で切って使います。
1個の種芋に4つぐらいの芽があるように切ります。
切断面は腐らないように、数日間乾かすかまたは草木灰をつけてから植え付けます。
最終的に、1個の種芋から1~2本の芽になるように脇芽はとってしまうので、芽がたくさんある種芋は分割します。
植付けは、切断面を下にして深さ5~10cmぐらいに埋めます。
地上部に芽が出るまでには、20日~30日ほどかかります。
ある程度成長したら、芽を1~2本になるように芽かきします。
芽の数が多いと、一つ一つのジャガイモが小さくなってしまいます。
土を抑えながら、芽をずらすように引っ張ると取れます。
右端写真は、芽かきして摘み取った芽です。
ジャガイモは、種芋より上に上に新しい芋がつくので、地表際に芋が出てくることもあります。
芋が日光に当たると表面が緑化するので土寄せをします。
ちなみに、芋から出る芽や緑化した皮には、アルカロイド系の毒(ソラニン)を含むので食べないようにします。
葉が黄色くなってきたら収穫です。
ジャガイモの花です。
ジャガイモの果実です。ミニトマトのような実がなります。
ジャガイモの病気・害虫・生理障害

ニジュウヤホシテントウです。葉を食害します。
1~2匹では大きな被害はありません。
益虫のナミテントウとの違いは、ナミテントウの背中は光沢があり、
ニジュウヤホシテントウの背中は、くすんでいます。

ジャガイモは、低温にあうと新芽が枯れます。
4月でも低温になることがあり、注意が必要です。
地表付近は、温度が低くなります。
低温障害は、植え付けたジャガイモ全ての株の新芽に被害が出ます。
被害が大きいときには、収穫まで到達できません。

土から出ていた部分が日光に当たり、
表面が緑色になってしまったジャガイモです。
緑色の部分は毒を含むので食べないようにします。

そうか病です。土壌中の細菌による病気です。
アルカリ性の土壌(土壌のpHが高い)、芋の肥大時期に雨が多い、
ジャガイモを連作する、種芋が病気にかかっているなどの
条件で発生しやすくなります。
アブラムシは、主に葉の裏側につきます。(左端写真)
アブラムシは、ウイルス病(モザイク病)を媒介します。(中央写真・右端写真)
モザイク病は、葉に小さい壊疽症状ができ、株全体が次第に枯れていきます。
芋が大きくなる前に感染すると収穫できなくなります。
治療方法はないので、アブラムシの防除をするしかありません。
ニジュウヤホシテントウ
害虫
葉を食害します。
遅霜
生理障害
霜や低温にあうと新芽が枯れます。
そうか病
細菌
芋の表面に赤褐色のカサブタのような病斑が生じます。
アブラムシ
害虫
葉裏につき、吸汁します。ウイルス病を媒介します。
モザイク病
ウイルス
葉に小さい壊疽症状ができ、次第に枯れます。
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