中間地・温暖地の露地栽培適期表(品種による違いあり。参考程度としてください。)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||||||||||||||||||||||||
● | - | - | - | - | ▲ | - | - | - | - | - | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | |||||||||||||||
● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||||||||||||||||||||||||||
● | - | - | - | ▲ | - | - | - | - | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ |
●播種、▲定植、■収穫
3月~5月が種まき時期です。
発芽適温 | 24~30℃ | 生育適温 | 20~25℃ | 好適土壌pH | 6.0~6.5 |
- 温度が低いと種が発芽しません。気温が低いとき(3月)は温床が必要です。
- 株間50cm。
- 余計な脇芽は除去します。主枝1本仕立てが一般的です。
- 大きくなってくると支柱が必要になります。
- 強い日光が必要です。
- トマトの仕立てはこちらをご覧ください。
トマトは温度(地温)が低いと発芽しません。25度ぐらいは、欲しいところです。
春先は気温が低いので、電熱器を使うのが一番確実に発芽します。
電熱器が無くとも、ビニールトンネル(ビニールの覆い)を使えば、太陽がある日中はかなりの温度になります。
ビニールで完全に覆ってしまうと、太陽光が強いときは温度40度以上になってしまうので、太陽の出方をチェックしながら空気の通り道をつくってやります。
春先は気温が低いので、電熱器を使うのが一番確実に発芽します。
電熱器が無くとも、ビニールトンネル(ビニールの覆い)を使えば、太陽がある日中はかなりの温度になります。
ビニールで完全に覆ってしまうと、太陽光が強いときは温度40度以上になってしまうので、太陽の出方をチェックしながら空気の通り道をつくってやります。
強い日光が必要です。日光が弱いと徒長しやすく育ちが悪いです。
一般的には、第一花が咲き始めた頃に定植しますが、うちでは早めに定植しています。
第一花房(最初につく花)は、本葉が8枚ぐらい出た後につきます。
一般的には、第一花が咲き始めた頃に定植しますが、うちでは早めに定植しています。
第一花房(最初につく花)は、本葉が8枚ぐらい出た後につきます。
4月の種まきで、最初の花が咲く時期は、種まきから1ヶ月半ぐらいです。
トマトの花は雌雄同花で、風が吹いたり、蜂などの虫が花にもぐることで受粉するので、露地栽培では放っておいても受粉します。
ハウス内で栽培するときは、トマトトーン(ホルモン剤)かマルハナバチを使って受粉させます。
トマトの花は雌雄同花で、風が吹いたり、蜂などの虫が花にもぐることで受粉するので、露地栽培では放っておいても受粉します。
ハウス内で栽培するときは、トマトトーン(ホルモン剤)かマルハナバチを使って受粉させます。
トマトは、そのままだと倒れてしまうので支柱が必要です。
茎と本葉の元から出てくる脇芽は取り除きます。(上写真中央)
一般的に仕立ては一本仕立てです。二本仕立て以上も可能です。二本以上で仕立てる場合は、勢いがある花房直下の脇芽を生かします。 仕立てに合わせて不要な脇芽は全て取り除きます。
茎と本葉の元から出てくる脇芽は取り除きます。(上写真中央)
一般的に仕立ては一本仕立てです。二本仕立て以上も可能です。二本以上で仕立てる場合は、勢いがある花房直下の脇芽を生かします。 仕立てに合わせて不要な脇芽は全て取り除きます。
1房に3個、4個ぐらいになるように、余計な実は除去します。(摘果)
1房に沢山ならせるとそれぞれの実が小さくなります。
1房に沢山ならせるとそれぞれの実が小さくなります。
第六花房が咲く頃には、高さが2mぐらいになります。
トマトは、脇芽取りや支柱誘引を定期的に行わないと収拾がつかないぐらい繁茂します。放任栽培はまず無理です。
トマトは、脇芽取りや支柱誘引を定期的に行わないと収拾がつかないぐらい繁茂します。放任栽培はまず無理です。
トマトの病気・害虫・生理障害
尻腐れです(左写真)。カルシウムが不足するとトマトの尻部分が腐ります。
土壌中にカルシウムが十分にあっても、水不足になるとカルシウムを吸収できずにカルシウム不足になることがあります。 また、窒素成分が多すぎても尻腐れが生じます。
場合によっては、芯腐れ(右写真)といって中が黒くなることがあります。 尻腐れのトマトが出ている場合、形状の悪いトマトにこの症状が出ていることがあります。
土壌中にカルシウムが十分にあっても、水不足になるとカルシウムを吸収できずにカルシウム不足になることがあります。 また、窒素成分が多すぎても尻腐れが生じます。
場合によっては、芯腐れ(右写真)といって中が黒くなることがあります。 尻腐れのトマトが出ている場合、形状の悪いトマトにこの症状が出ていることがあります。
上写真は、アザミウマの被害です。
針で刺したような痕があり、その周辺が水ぶくれのように白く膨らんでいます。
アザミウマは小さくて、肉眼で気づくのはなかなか難しいです。
露地栽培ではほとんど被害はありませんが、ハウス栽培では被害を受けやすいです。
針で刺したような痕があり、その周辺が水ぶくれのように白く膨らんでいます。
アザミウマは小さくて、肉眼で気づくのはなかなか難しいです。
露地栽培ではほとんど被害はありませんが、ハウス栽培では被害を受けやすいです。
左写真は、ヨトウガの幼虫です。
葉や果実を食い荒らします。
ヨトウガは卵塊を生むので、幼虫が大量発生し、やっかいです。
トマトを露地栽培するときは、被害にあいやすいです。
窓あき果です。
肥料や気候の状況で、この症状がでます。生理障害のひとつです。
尻腐れ・芯腐れ
生理障害
カルシウム不足によって発生。実の尻の部分が黒く腐ります。場合によっては、実の中に黒い壊死部分が出来ます(芯腐れ)。
アザミウマ
害虫
果実に水脹れのようなものが出来ます。
コナジラミ
害虫
ウイルス病を媒介します。
サビダニ
害虫
無農薬ハウス栽培で発生しやすいです。茎や葉を枯らしていきます。
タバコガ幼虫
害虫
果実を食い荒らします。
ヨトウガ幼虫
害虫
葉や果実を食い荒らします。タバコガ幼虫と違って大量発生するのでやっかいです。成虫が卵塊(数十個以上の卵)を産み付けます。
ハモグリバエ
害虫
葉に卵を産み付け、幼虫が葉の中を食い荒らします。ハウス栽培では放っておくと大量発生になります。
疫病
糸状菌(カビ)
露地栽培で発生しやすい。土壌中の糸状菌が原因で、雨が降ったときの土の跳ね返りで発症します。葉や茎を腐らせます。根元付近の茎をやられると株全体が駄目になります。
葉カビ病
糸状菌(カビ)
湿気が多いと発生しやすいです。葉を枯らします。
すすかび病
糸状菌(カビ)
症状が葉カビ病に似ていて見分けはつきません。葉カビ病の農薬は効きません。葉カビ病耐性のある品種で葉カビ病のような症状が出た場合は、すすかび病と考えられます。
灰色カビ病
糸状菌(カビ)
湿気が多いと発生しやすい。果実のヘタの部分にカビが発生します。
うどんこ病
糸状菌(カビ)
乾燥してても発生します。葉の表面に白い粉のような点々が出ます。放っておくと葉が枯れます。
黄化葉巻病
ウイルス
コナジラミによって媒介されます。新葉が萎縮します。発生したら治療薬はないので、他の株に広がらないように株全体を処分します。