ミツバチとハチミツ(蜜蜂と蜂蜜)

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採蜜(ハチミツの収穫)

ミツバチは花蜜を巣房に貯めてから、十分に水分を蒸発させたところで巣房に蓋をします。
蓋がされた貯蜜は糖濃度が高く、半永久的に腐りません。
人はこの貯蜜を採集し、ハチミツとして利用します。



蓋がされた貯蜜巣房のみを採集しようとすると時間がかかり、収穫量が上がらないので、ある程度の蓋がされた状態で採蜜します。
三分の一以上の蜜蓋がある巣枠を採蜜します。
水分量の多いハチミツは、時間が経つと発酵してしまいます。
発酵を防ぐ濃度の目安が三分の一以上です。

採蜜は、蜜蓋を蜜刀で切り取り、巣枠を遠心分離します。
その後、ガーゼで越して巣の破片などを取り除けば出来上がりです。
ハチミツは糖濃度が非常に高いので、消毒などをしなくても腐りません。

採蜜作業は巣から離れて行います。
巣の近くで行うと、ハチミツの匂いに誘われてミツバチが寄ってきてしまいます。

採蜜した巣枠は巣の下段に入れます。
そして、下段の有蓋蜂児の多い巣枠を上段に移動させます。
こうして、順繰りに巣枠を移動させます。
上段全部の巣枠を採蜜したときには、半分だけ下段に移動させます。

採蜜はミツバチの食料を奪うことなので、ミツバチの群れの状態を見て、無理がない量を採るようにします。
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