ミツバチとハチミツ(蜜蜂と蜂蜜)

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増殖(ミツバチを増やす)

ミツバチが越冬して春先に本格的に活動を開始するときには、1群は巣枠6枚ぐらいです。
春先から女王蜂が産卵し始めるので、群れを大きくしていきます。



春先は気温がまだ低いので様子を見ながら、ちょっとづつ巣枠を増やしていきます。
新たに巣枠(巣礎や空巣脾)を入れるとミツバチの密度が下がり、巣箱内の温度が下がります。
気温と餌となる花の咲き具合を見ながら、巣枠(巣礎や空巣脾)を入れていきます。
ちなみに育児には温度30度以上が必要です。
ミツバチはその温度を維持するためにハチミツをエネルギー源にしています。
春先などで貯蜜が少ない場合には、砂糖水で給餌をします。

春先などは巣枠(巣礎や空巣脾)は外側に入れます。
そうして、ちょっとづつ巣枠を増やしていきます。
群れの勢いが強くなり気温も高くなってきたら、巣枠(巣礎や空巣脾)は外側ではなく中心付近に入れても大丈夫です。
巣礎は空巣脾よりミツバチに負担がかかるので、群れが弱いときには空巣脾を強いときには巣礎を入れるように調整します。

1段目の巣箱に巣枠が目一杯になったら継箱を乗せます。
このとき1段目の巣箱と継箱の上下で巣枠の数が揃うようにします。
1段目の巣箱に9枚の巣枠があった場合、巣枠を1枚追加して1段目の巣箱に巣枠5枚、継箱に巣枠5枚のようにします。
あとは順次、巣枠を増やして満杯にしていきます。

巣箱内に巣枠が目一杯ない場合には、空間にムダ巣を作ってしまうので給餌器か分割版を一番外側に入れてやります。
右写真はムダ巣です。

春先に無理に巣枠を入れるとかえって増殖スピードが悪くなるので春先はじっくり様子を見て力をつけさせて、春本番になってからどんどん巣枠を入れる方が良いです。
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