ミツバチとハチミツ(蜜蜂と蜂蜜)

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ミツバチの害虫

ミツバチの脅威となる主な害虫は次の3つです。
(1)ヘギイタダニ、(2)スムシ、(3)スズメバチ


ヘギイタダニは大きさ1~2mmの赤いダニです。

ミツバチの蜂児と成虫に寄生します。
バロア病を引き起こし、蜂児が寄生されると奇形の成虫が羽化します。
バロア病以外のウイルス病も媒介します。
ヘギイタダニは定期的に駆除しないとどんどん繁殖して、ミツバチの群れが弱体化します。
駆除薬にアピスタンとアピバールがあります。耐性ダニをつくらないために駆除薬を交互に使います。


スムシは、ハチノスツヅリガという蛾です。幼虫が巣を食害します。
夜中に成虫(蛾)が巣門から入り込み巣箱内に産卵します。
孵化した幼虫が、巣房内の蜂児の糞や食べ残しの餌を食べます。
そして食料を探し回って巣房を破って行きます。
ミツバチの群れが弱くなければ、スムシの被害は受けません。
働き蜂がスムシを見つけ次第、外へ放り出すします。
巣枠を保管するときが一番被害を受けやすいです。
排除してくれる働き蜂がいないので、スムシの幼虫に食い荒らされます。
保管するときはスムシが入り込まないように密閉した容器を使います。
卵が残っているときもあるので、保管後もある程度の期間が過ぎたらチェックした方が良いです。


スズメバチはミツバチを捕食します。主なものはキイロスズメバチとオオスズメバチです。
キイロスズメバチは単独で狩りを行いますが、オオスズメバチは集団で狩りを行います。
オオスズメバチは集団で襲ってきて、働き蜂を全滅させた後に蜂児を自分の巣に持ち帰っていくので、放っておくと巣が全滅します。
防除するには、巣門の前面にスズメバチ捕獲器を取り付けるか粘着版を巣箱の近くに設置することが一般的な方法です。
オオスズメバチは仲間を呼んでくるので、捕殺することが大事です。
スズメバチが襲撃してくるのは夏から秋にかけてです。
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