幼虫(左写真)、蛹(右写真)。
成虫(左写真)、ミツバチがスムシを運び出すところ(右写真)。
スムシはハチノスツヅリガという蛾の幼虫です。 ミツバチの巣の中の幼虫の糞や餌の屑など食べています。 巣を食い破りながら移動するので、被害が酷いときには巣がボロボロになります。
ミツバチの群が強いときは、ミツバチ達に巣の外に排除されてしまいます。 被害が出るのは、ミツバチの群が弱いときや巣枠を保管するときです。
夜に成虫の蛾が巣門から入り込んで、巣内に卵を産み付けます。 巣箱の底の外側の隅などに蛹が見つかることが多いです。 蛹になるときは木を削って窪みを作ります。
ミツバチが活動してるときは排除されてしまうので、被害を受けることが多いのは巣枠を保管するときです。 保管巣枠にハチノスツヅリガの幼虫がいたり、卵を産み付けられると被害を受けます。
防除するには、低温処理をして幼虫を殺し、密閉した容器に保管します。