ミツバチとハチミツ(蜜蜂と蜂蜜)

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群れの合同

二つの群れを一つにすることを合同といいます。
女王蜂がいなくなった群れを他の群れと一緒にしたり、弱い群れを強い群れに一緒にするときに行います。

合同するときは、注意が必要です。
ミツバチは匂いで群れを識別しています。
自分の群れとは違う匂いのミツバチは、外敵とみなし攻撃します。
合同する群れ同士の戦いが起こらないように、徐々に慣らすようにします。

合同には幾つかやり方があります。
簡単にできるのは、新聞紙合同です。
(1)2つの群れのうち、強い群れの巣箱を用意します。
(2)巣箱の蓋を取って、上前面を1枚の新聞紙で覆います。
(3)その上に空の継箱を乗せます。
(4)釘など先が尖ったもので、新聞紙に小さな穴を5~6個開けます。
(5)弱い群れの巣枠を継箱に入れます。
(6)巣箱に蓋をします。3日間ぐらい経過すると合同が完了しています。

新聞紙に開ける穴は、下段の群れの中心近くに開けます。
新聞紙の穴を基点にミツバチが穴を開けて、上下の群れが徐々に一緒になります。
一緒になるのが速すぎると、群れが馴染まずに喧嘩が始まります。
ミントのエッセンシャルオイルをティッシュペーパーに数滴たらして、それぞれの群れの巣枠の上に置いておくと、群れの匂いがごまかされて喧嘩をしにくくなります。

合同が進むと、巣門から新聞紙の屑が捨てられます。(写真中央)
合同が成功すると新聞紙が大きく破られています。(写真右)
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