クレオメは、雌蕊(めしべ)も雄蕊(おしべ)も髭のように飛び出しています。 花粉は、飛び出した雄蕊の先端にあります。花蜜は雌蕊の根元から出ています。
ミツバチは、花蜜よりも雄蕊の花粉をよく取りに来ています。 髭のように飛び出した雄蕊に留まることはできないので、ミツバチは飛びながら花粉を集めています。
花粉の状態が良いのが朝方らしく、ミツバチは朝方に訪花して昼間はやってきません。
クレオメの開花時期は5月から真夏にかけてなので、蜜源植物の少ない時期の花粉源になります。
一塊の花が咲くと次に上に伸びて、また花を咲かせてを繰り返し上へ上へと伸びていきます。
種の入った鞘は、熟すと触るだけでパカッと開くので、種の採取も簡単です。